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Volume 6 No.1
November 2000
The Japan Journal of Multilingualism and Multiculturalism
多言語多文化研究
オーストラリア人と日本人の国際結婚に見られる
親の性別による子どもの日本語習得への影響

  本文は英語のみ


オーストラリア・カトリック大学
スーザン・ルカサヴィチ

本稿の目的は、日本人とオーストラリア人という組み合わせの親
を持つ子どもの日本語習得の結果を提示することである。この研
究は、オーストラリアに在住する少数派言語の保持者である日本
人の母親・オーストラリア人父親と日本人の父親・オーストラリア
人母親の家庭を対象に、それぞれが子どもの言語習得に与える
影響を分析したものである。検証した要因は、言語使用、言語運
用能力、教育、家庭での親の支援、目標言語の文化環境で費や
す時間、家庭外での言語使用の機会、親の役割と態度などと多
岐にわたる。研究方法は、言語使用に関するアンケートを10組み
の夫婦にインタビュー形式を用いた。結果は配偶者の母語におけ
る運用能力が家庭内の言語使用構成と第二世代の子どもの言語
運用能力を決定する一つの要因であることが判明した。この結果
は被験者数が少ないため概括できないが、瀕度数はこれからの
研究の方向性を示唆するものと思われる。この調査結果はオース
トラリアでの他言語民族の研究と日本での最近の研究との比較に
役立つものと思われる。