国際結婚における日本人女性のアイデンティティ形成
ー英語学習、異文化接触の観点から
アスコー朋子、淑徳大学、国際コミュニケーション学部
本研究は、英語圏の男性と国際結婚をした日本人女性の、より広範囲な研
究の一部で、学生時代に特に英語学習に強い興味を抱いていた3人の日本
人女性に焦点をあてた。この3人の参加者がどのように英語、英語圏文化
に興味を持つようになったのか、またその興味を持った英語学習、異文化接
触が彼女達のアイデンティティ形成・再構築にどのような影響を与えたのか
を考察したものである。本研究の基になる広範囲な研究では、観察法、ライ
フ・ストーリー・インタビュー、アンケートと3種の研究手法を用い、データの正
確性を期するためトライアンギュレーションを行ったが、本論文においては、
主にライフ・ストーリー・インタビューのデータを用いた。データの分析により、
3人の研究参加者の英語習得経験とアイデンティティ形成には、「関係性」
また英語、英語圏文化等への「憧れ」が大きく関与していることが明らかに
なった。