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「支援の授業」と「在籍級の授業」との学習内容の連続性
―来日半年後の中国人生徒を対象とした「国語」学習の場合―

清田淳子
お茶の水女子大学


本研究では、支援の授業(母語による先行学習・日本語による先行学習)
と在籍級の授業で同じ教材文を扱う場合、それぞれの授業ではどのような
学習を展開しているのか、三者の授業の関連性を探った。分析の結果、三
者の授業は同じ内容を同じ方法でくり返しているのではないことがわかった。
在籍級の授業では、教師の設定した学習目標に向かって、説明中心の授
業が行われていた。一方、支援の授業はやりとり中心で、「母語による先行
学習」では、子どもの既有知識を活性化しながら教材文を深く理解させること
がめざされていた。また、「日本語による先行学習」では、文章から基本的
な情報を収集する課題が中心となっていた。以上のことから、支援の授業
は、内容理解の上でも学習意欲の面でも在籍級の授業の基盤づくりの場
であり、二言語を併せもつ自立した学び手の育成がめざされていることが示
唆された。
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Volume 13, No.1
November, 2007
The Japan Journal of Multilingualism and Multiculturalism
多言語多文化研究
bsig.org